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一生に一度の修学旅行をバーチャルで

2024年1月30日 

「エコツーラボ合同会社」では沖縄県が世界に誇るサンゴ礁を広く周知するとともに、SDGsと向き合い、教育効果の高い「事前・事後学習」と組み合わせた「宮古島バーチャル修学旅行」体験として、VRラーニングのコンテンツを提供しています。

 

バーチャル修学旅行イメージ

提供画像:エコツーラボ合同会社

 

環境保護とエコツーリズムを両立

 

エコツーラボ合同会社は20年以上にわたり、宮古島(みやこじま)の環境保護とエコツーリズムを両立させ、持続可能な島となる活動に尽力してきました。サンゴの上に立たない、歩かないなど「ノータッチサンゴマナー」を提唱し、サンゴ礁保護の啓発をはじめ、オニヒトデの駆除やサンゴ回復の研究など、持続可能なエコツーリズムの推進に取り組んでおり、環境省主催エコツーリズム大賞を受賞するなど高い評価を得ています。

 

これまで宮古島の美しいサンゴ礁や離島独自の歴史、文化を生徒に体験させたいという学校の要望を聞き、修学旅行でのSDGs学習にも取り組んできましたが、旅費が高額であることや離島便で分散しての来島、水難事故のリスクなどから訪れる機会を見合わせなければならない学校もあったと言います。

 

そこで考案したのが「宮古島バーチャル修学旅行」でした。

 

VRを活用した体験学習で探究を深める

 

代表を務める猪澤也寸志さんは、亜熱帯海洋性気候の沖縄ならではのサンゴ礁や海の生き物などの教育観光資源を活用した、継続的なSDGs探究学習のできる教育効果の高い学校ダイレクトチャネルが必要だと考えました。

 

宮古島を訪れる前の事前学習で、サンゴ礁の環境破壊や気候変動の影響を学び、VRを活用した体験学習では仮想ダイビングで健全なサンゴ礁と脆弱化したサンゴ礁の違いを生徒自身で体験します。

 

事後の学習ではサンゴ礁の生態系を守るための脱炭素のライフスタイルを考える機会を設けることで、より探究を深めることに繋がります。

 

代表の猪澤氏

 

海の中にいるような臨場感を体験

 

バーチャル修学旅行では、サンゴ礁生態系を360度の映像とマルチアングル映像を組み合わせた8KVR動画で提供することにより、海の中にいるような臨場感を体験できます。

 

学習のプログラムでは教育効果を高めるため、AIを活用し、生徒たちが疑問に感じたことを即座に投げかけることができ、専門的な回答を受け取ることができるのもこのバーチャル修学旅行の魅力です。

 

要望に応じてオンラインでの授業支援も行うので各学校に合わせた修学旅行が可能になります。

 

パノラマ収録した水中の様子

提供画像:エコツーラボ合同会社

 

持続可能な社会の創り手

 

猪澤さんがこのバーチャル修学旅行を通して最も伝えたいことは、生徒たちが「持続可能な社会の創り手であること」だと言います。

人が排出する二酸化炭素が海洋の酸性化を進めているだけでなく、ごみが海の環境を悪化させています。その現状と向き合い、このバーチャル修学旅行で体験した美しいサンゴ礁を守るためには、生徒たち自身が二酸化炭素の排出量減らす脱炭素のライフスタイルの実践が必要になります。

 

生徒たち自身が自然の環境を守るために何をしたら良いかを考えるきっかけになり、自然環境と共生し、地球規模の取り組みSDGsに対する主体的なアプローチを学ぶ機会になることを期待しています。

 

持続可能な未来を築く

 

一生に一度の修学旅行を大事にして欲しい。それは旅をして終わりではなく、この体験を基軸に行く前も行った後も継続的に学んで欲しい。猪澤さんだけでなく、学校の先生方も同じだと思うと言います。

 

天候にも旅費にも左右されずに学ぶ機会を得ることができるのがバーチャル修学旅行の最大の魅力です。持続可能な未来を築くことに情熱を注ぐ「エコツーラボ合同会社」だから実現できた修学旅行かもしれません。

 

宮古島の美しい自然環境を次世代に引き継ぐために、観光を通じ環境保護への理解とアクションを促す、この取り組みが広がれば未来は今よりも美しい海が広がっているかもしれませんね。

 

代表の猪澤氏②

 

エコツーラボ合同会社

住所/沖縄県宮古島市下地字与那覇1139番地4

Mail /eco@webman.jp

HP/https://webman.jp

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