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本部町を歩き尽くす!「ロゲイニング」で隠れた町の魅力に出会う

2024年1月12日 

旅行の計画を立てるとき、みなさんはどうしていますか?

インターネットにキーワードを打ち込んだり、ガイドブックに折り目をつけたりすることが多いかなと思います。

 

今回ご紹介するのは、ディープな情報をもとに穴場スポットをまわる「ロゲイニング」という新しい旅の楽しみ方です。

 

 

ロゲイニングとは、指定のエリア内に設置されたチェックポイントを制限時間内にできるだけ多くまわり、得られたポイント数を競う野外スポーツです。オーストラリア発祥のこのイベントが12月9日、本部町(もとぶちょう)で開催され、参加してきました。

 

沖縄本島北部に位置する本部町は、山々や森林に囲まれた緑豊かな自然が残る町です。沖縄定番の観光地『沖縄美ら海水族館』や『海洋博公園』を有し、年間500万人もの観光客が訪れるだけでなく、国内唯一の円錐カルストや八重岳(やえだけ)といった特徴的な地形を持つ地域でもあります。そんな本部町の魅力をさらに広めるべく、名所や文化財を徒歩で巡る「沖縄むとぅぶ美ら海ふれあいロゲイニング大会」が実施されました

 

 

朝9時頃、スタート地点となる谷茶(たんちゃ)公園に参加者たちが集まり、開会式が行われました。平良武康(たいらたけやす)町長も出席し、参加者たちにメッセージを送ります。

 

 

「本部町には、沖縄を代表する沖縄美ら海水族館がありますが、まだ知られていない”宝物”がたくさんあります。みなさん自身の足で歩いて観光地を発掘し、驚きと感動を体感してほしいです」

 

2023年”本部ミス桜”に選ばれた壷内さん、湧川さん、稲葉さんも参加

 

制限時間は10時から15時までの5時間。町に散在するチェックポイントを、地図を頼りに探しながら歩きます。チェックポイントは全部で56ヶ所。遺跡や市場、商店や橋など多種多様で、獲得ポイントの大小は場所ごとに異なります。工場見学や農業体験をしたチームには50点のボーナスポイントが付与され、ガイドさんが待機するスポットではキーワードがゲットできます。

 

 

チェックポイント一覧と拡大地図をもらったら、30分の作戦タイム。スタート地点から約5km以内に散りばめられたチェックポイントの中には、標高450mの山頂から海や橋を渡る離島まで含まれます。距離が遠いほど点数が高いため、近場で数をこなしてコツコツ点数を稼ぐか、時間をかけて遠距離の高得点をねらうか、ルートを決めるには、地図を読む力、タイムマネジメント、体力などさまざまな要素の検討が必要です。

 

10時になると参加者たちがそれぞれの目的地へ向かいました。

 

ここからは、数あるチェックポイントの中から、訪れることのできたスポットをお届けします。

 

 

まず向かったのは瀬底島(せそこじま)。周囲8kmほどの小さな離島は、本島と橋でつながる気軽に行ける離島です。太陽にきらめく海を見下ろしながら、762mの瀬底大橋を渡ります。

 

ゆっくり歩いたりジョギングしたりペースはチームによってそれぞれ

 

 

橋を渡った先にあったのは、沖縄でも珍しい『ヤギ汁の自動販売機』。一覧表に有る写真と同じ構図で撮影し、52点をゲットしました。他にも、火の神が祀られている拝所や公民館など、島内にある4つのチェックポイントもきっちり押さえ、来た道を戻ります。

 

 

本部町の中心エリアに戻り『もとぶ町営市場』を目指します。その道中も、いくつかのチェックポイントに立ち寄りました。昔の生活を支えた水くみ場『南ヌ井戸』、本部町渡久地(とぐち)の守護神が祀られる『渡久地神社』、かつお漁が盛んな本部町でかつて稼働していた『鰹節燻製所』など、いずれも町の人々を見守ってきた大切な場所です。

 

 

小さな路地で道に迷っていると、地元の小学生が現在地を教えてくれました。目的の場所を探すため、地域の人と自然に会話ができるのもロゲイニングならではです。

 

『有孔虫石灰岩』では、ガイドさんが待機してくれていました。つい素通りしてしまいそうな場所ですが、天然記念物に指定されるほど地学的に貴重な岩肌だそうです。地質や自然史など、立て看板を読むだけでは理解できない専門的知識をわかりやすく教えてくれたので、昔の人々の暮らしや町の変化が目の前に浮かぶようでした。

 

 

鮮魚店や青果店が並ぶどこか懐かしい『もとぶ町営市場』で地元の方と少しおしゃべりをしたら、13時発の水納島(みんなじま)行きのフェリーに乗り込みました。フェリー代は参加費に含まれているので、名前を伝えたらすぐに乗船できます。船内はゼッケンをつけた参加者で賑わっていました。

 

 

本部町の西側に浮かぶ人口50名ほどの小さな島『水納島(みんなじま)』は、ダイビングやシュノーケリングのスポットとして人気の場所です。片道15分、滞在時間10分のわずかな時間ですが、透き通った海を目の前に、気分もリフレッシュできました。少し遠かった分、110ポイントの高得点を獲得です。

 

 

最後の力をふりしぼり、本部半島の最高峰『八重岳(やえだけ)』へ。長い長い坂をのぼった先にたどりつくのが『美らSUNファーム』のパイナップル畑です。元サラリーマンの城間毅(しろまたけし)さんがイチから開拓した畑で、ブランド高級パイン”ゴールドバレル”の植え付け体験ができます。

 

 

植え付けは意外にも簡単で、スコップですくった土に苗をちょこんとのせるだけ。これが2年後には立派なパイナップルになるのだそうです。植え付けを終えたら冷凍パインのご褒美が待っていました。甘酸っぱい味が体にしみて、疲労が吹き飛びます。

 

 

「パイナップルが実をつける頃、また本部町を思い出してほしい。本部町が好きな町のひとつになってくれると嬉しいです」

 

 

”ゴールドバレル”と本部町の魅力を伝えることは「まさに自分のやりたい農業だった」と城間さんは目を輝かせていました。

 

 

15時を直前に参加者たちが次々とゴール。得点の集計が終わると表彰式が行われました。もとぶんちゅ(本部の人)の部、うちなーんちゅ(沖縄の人)の部、やまとんちゅ(本土の人)の部からそれぞれ上位3チームへ景品が渡されます。

 

 

会場では参加者をねぎらうおにぎりやソーキ汁、サーターアンダギー、黒糖、アセローラゼリーが配られました。疲労の色が隠せなかった参加者たちもお腹が満たされて少しずつ笑顔に。

 

 

本部町在住の親子は、「自分の住む町だけど、知らない所ばかりでした。いつも通る橋はこんな名前がだったんだねと、競技中も会話がはずみました」と晴れ晴れした表情。

 

豊見城(とみぐすく)から参加したペアは、「瀬底島も八重岳も自分の足でまわることができた。長い坂道をのぼって食べたパイナップルの味は忘れません!」と達成感に満ちた声を聞かせてくれました。

 

今回のモニタリングの開催では、町内外あわせて121名の参加者で盛り上がりを見せました。来年以降は、本部町の違うエリアでの実施やインバウンド向けの企画も考えているそうです。

 

 

町を散策しながら地元の人と触れ合い、隠れた名所に出会えるアクティブな観光にぜひチャレンジしてみませんか?

 

 

「沖縄むとぅぶ美ら海ふれあいロゲイニング大会」

 

問い合わせ/本部町観光協会

住所/沖縄県国頭郡本部町大浜881-1

電話/0980-47-3641

HP/https://www.motobu-ka.com/

 

 

 

 

 

 

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